男性のシミのタイプの1つにADM(後天性真皮メラノサイトーシス)という物があります。では、ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)とは具体的にどの様なシミで特徴や原因、対策などにも触れながら紹介していきたいと思います。
ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)とは
ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)とはAcquired Dermal Melanocytosisの略になり、顔に現れるシミでアザの一種です。両頬や左右のおでこ、まぶたの下や目尻などに米粒大より少し大きな程度のシミが多く発生し、褐色のことが多いですが、灰色に見えるシミが出ることもあります。
ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)はどの様なシミ(症状)か
このADM(後天性真皮メラノサイトーシス)は皮膚の深層にある色素細胞の真皮メラノサイトが活性化することで発生するシミだと分かっており、ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)と区別が難しいシミとしてよく挙げられるのは、日光による色素斑(普通のシミ)、そばかす、肝斑などで、これらはADM(後天性真皮メラノサイトーシスと見た目がほとんど変わらない為、皮膚科医でも間違えることがあるくらいです。また、ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)とこれらのシミが混在している出る場合も珍しくありません。
ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)の原因
ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)が現れる詳しい原因は分かっていませんが、女性ホルモンがADM(後天性真皮メラノサイトーシス)に何かしらの影響を及ぼしていると考えられています。また、紫外線もその原因に挙げられることがあり、そちらは日光による色素斑(普通のシミ)の原因と共にこのADM(後天性真皮メラノサイトーシス)にも少なからず影響があるとされています。
ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)が出来やすい年齢や特徴(傾向)
初発は20歳前後が多く、早い場合は13歳頃から出ることがあります。
ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)の対策方法
ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)の治療には皮膚の深層の真皮メラノサイトまで到達するQスイッチレーザーが用いられます。このレーザーの照射によってADM(後天性真皮メラノサイトーシス)のシミが出る要因の真皮メラノサイトを破壊しますが、シミが完全に無くなるまでには数回の照射が必要です。破壊した真皮メラノサイトが体に吸収されるのを待って更に照射という繰り返しになり、シミが消えてくるまでには最初の照射から3ヶ月~半年程度の時間を要します。