男性のシミのタイプの1つに脂漏性角化症という物があります。では、脂漏性角化症とは具体的にどの様なシミで特徴や原因、対策などにも触れながら紹介していきたいと思います。
脂漏性角化症とは
脂漏性角化症は、一般的に肌色や褐色、黒色の組織がいぼ状に増殖するシミのことを指します。生じる場所は、皮膚全般のどこでも可能性があります。手でさわると、わずかにもりあがっています。普通のシミと比べ、日光によりダメージが強く、Qスイッチレーザーのみで治療すると再発の可能性があるため、注意が必要です。シミを治療しても取れなかったり、数年後に同じ場所にシミができた場合は、脂漏性角化症であった可能性を考えると良いでしょう。
脂漏性角化症はどの様なシミ(症状)か
加齢とともに増える皮膚の良性腫瘍です。シミの色は褐色調や黒色です、大きさは直径数mmから大きくても3cmくらいです、ややもりあがっているのが特徴で、稀にかゆみを生じます。悪性化して癌になることはないので、過度な心配は不要です。
脂漏性角化症の原因
顔や手足にできるシミは、長年日光にさらされ紫外線をたくさん浴びることでできます。脂漏性角化症の直接の原因は、皮膚の表皮基底細胞の遺伝子に異常が発生することにあります。異常がおこった表皮基底細胞は、増殖して皮膚表面から盛り上がってしまいます。そうすると表皮の色素細胞を刺激し、メラニンをたくさんつくらせて、濃い色のシミへと変化してしまいます。
脂漏性角化症が出来やすい年齢や特徴(傾向)
早ければ30歳代から発生します。40歳以降になると多くの人に出現し、加齢とともにシミが増えてゆく皮膚の良性腫瘍です。80歳以上では全員に近いほど脂漏性角化症ができるので、このシミは皮膚の老化現象と言うことができるでしょう。
脂漏性角化症の対策方法
脂漏性角化症はウイルスではなく、紫外線や加齢の影響によって起こるので、若いことから対策をすることで、発生を予防することはできます。紫外線をできるだけ浴びないように日焼け止めクリームを塗ったり、UVカットの洋服を着用すると良いでしょう。